常磐線勝田駅と阿字ヶ浦を結ぶ茨城交通湊線は、所有するキハ11、キハ20などの気動車を国鉄色に塗り替え運行、一躍注目をあびることになった路線です。鉄道博物館にもかつて同線で活躍したキハ11が展示されたのは記憶に新しいところです。ですが乗客の減少化による廃止の危険にさらされており、その去就が心配されていましたが、先日「湊線の存続決定!」の嬉しい知らせが舞い込み、また同線での国鉄色気動車の活躍を見ることが出来るようになりました。この湊線、国鉄色気動車だけでなく、主要駅の那珂湊駅は、かつての鉄道興隆時を思い切り味わうことの出来るムード満点の建物が現存し、興味ある方にはお勧めです。そんな訳で今日は茨城交通那珂湊駅の画像を中心に。
まずは駅舎。瓦屋根の木造建築健在です。
近くの駅舎から駅全体を。この全体の曲がり具合がたまらないですね!
駅近くには懐かしい建物が点在。日通の建物が2棟、現役で使用されています。
そして貨物ホーム跡と倉庫。かつては魚や野菜などの出荷で賑わったのでしょう。
レンガ倉庫もまだ残されています。シャッターだけ新しくされているところを見ると、まだこれも現役で使われているようですね。
同駅には所有する気動車のねぐらにもなっています。
キハ20、22などが健在で、しかも塗色が国鉄色が再現され実に素晴らしい!願わくばタラコ色も揃うと完璧なのですが^^;
このキハ222は、かつて夕張で使われていたもので、現在はこの青とクリームの旧国鉄色にリバイバル塗装されました。余談ですが最近、同線は「勝田」という駅名から受験に縁起がいい、と注目を浴び、気動車には合格祈願風のHMが付けられています。
キハ222は主に平日を中心に運行されてるもよう。那珂湊駅に電話すると、当日使用されている気動車を教えてくれるのは(HPでこのサービスが紹介されています)とてもありがたいです☆
那珂湊駅にはDLの姿も。後ろのホキを連ねているのを見ると、時折工臨で使用されているのかな?
このように那珂湊駅だけでも模型心をくすぐるエキス?満点です。まだ乗車する機会がないので、今度はぜひ、全線乗車して、ローカル線の風情をのんびり、満喫したいですね!がんばれ茨城交通湊線!!